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ニ兎社とは・・・
1981年、大石静永井愛の二人が設立。ともに卯年生まれであったことから、劇団名を「二兎社(にとしゃ)」としました。それぞれのオリジナル作品を交互に上演し、二人は役者としても出演。『カズオ』などの「早替わり二人芝居」で人気を博しましたが、大石の退団した1991年以降は、永井の作・演出作品をプロデュースする演劇ユニットとして活動を続けています。

  二兎社の新機軸となった「戦後生活史劇三部作」は、敗戦直後や高度成長期、学園紛争末期などの転換期に、時代に翻弄されそうになりながらも、自らもしたたかに変化を遂げて生きていく庶民の姿を描き、「日本人」を舞台上で再発見したと高く評価されました。それに続く新作『兄帰る』(1999)では一転して、最先端のライフスタイルを持つ今どきの若夫婦を取り上げ、彼らの見かけと内面のギャップを浮き彫りにして観客を沸かせました。これ以後もチェーホフを大胆にアレンジした『萩家の三姉妹』(2000)、文豪夏目漱石の作品を現代に甦らせ、独白を多用して「自己」と「他者」の危うい関係を表現した『新・明暗』(2002)、教育現場の「日の丸・君が代問題」に果敢に切り込んだ『歌わせたい男たち』(2005)など、自ら考える姿勢を演劇の場から発信し、観客自身を当事者にするような、「考えるエンターテインメント」としての作品を提供しています。
● 最近の上演作品  永井愛の二兎社以外の作品はこちら

『書く女』
<06>(二兎社 世田谷パブリックシアター提携)

かなわぬ恋や借金苦を創作のエネルギーへと転化し、樋口一葉が「書く女」として自立していく軌跡を追う。
'06第6回朝日舞台芸術賞 舞台芸術賞(寺島しのぶ)
'06第14回読売演劇大賞 最優秀女優賞(寺島しのぶ)



『歌わせたい男たち』
<05・08>
(二兎社 08年=紀伊國屋書店提携)

ある公立学校の卒業式の朝、「国旗掲揚・国歌斉唱」強制の中で揺れ動く教師たちの内心に迫る。
'05第5回朝日舞台芸術賞 グランプリ(二兎社)・秋元松代賞(戸田恵子)
'05第13回読売演劇大賞 最優秀作品賞(二兎社)・優秀演出家賞(永井愛)・最優秀女優賞(戸田恵子)



『新・明暗』<0204>(二兎社 世田谷パブリックシアター提携) 

漱石未完の「明暗」を現代に甦らせ、「自己」と「他者」の心理をミステリー仕立てに描く。


『日暮町風土記』
<01>(二兎社 四国市民劇場共同企画)

'01回バッカーズアワード演劇激励賞(二兎社)
四国の小さな町にある旧家の解体を巡り、心の拠り所としての「文化」の喪失に眼を向ける。
※「こんにちは、母さん」と併せて'011回朝日舞台芸術賞秋元松代賞(永井愛)
'01第9回読売演劇大賞 優秀スタッフ賞(大田創)



『萩家の三姉妹』<0003>(二兎社 世田谷パブリックシアター提携) 

'0052回読売文学賞(シナリオ戯曲賞)(永井愛)
'0027回紀伊國屋演劇賞団体賞(二兎社)
'008回読売演劇大賞 優秀演出家賞(永井愛)・優秀作品賞(二兎社)
地方都市の三姉妹を軸に女と男の現実を描くカゲキなフェミニズム喜劇。




『兄帰る』
<99>(二兎社 世田谷パブリックシアター提携) 


'9944回岸田國士戯曲賞(永井愛)
「中村家の物事の決め方」を通して日本人のアイデンティティーを探る。


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