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ニ兎社とは・・・
二兎社は1981年、永井愛大石静によって設立、それぞれのオリジナル戯曲を交互に上演する形でスタートを切りました。一貫して市井の人々の生活を描き、その中に時代の深層を見出だそうとする試みは、物語性を重視した脚本の構築力、ケレン味のないキメ細やかな舞台づくりと共に、高い評価を得ています。
常に時代に密着したテーマを取り上げ、笑いに弾みながら展開する二兎社の作品は幅広い層のお客様にお楽しみいただけることを目指してきました。
1991年、大石が脚本家に専念するため退団した後は永井が二兎社を主宰、永井の作・演出作品を上演するプロデュース劇団として活動を続けています。
ここ数年、各種の演劇賞を連続受賞している二兎社・永井作品は、大きな注目を集めています。情報の収集技術ばかりがもてはやされる今だからこそ、「自ら考える」姿勢を演劇の場から発信したいと思います。 “考えるエンターテインメント”二兎社の作品にご期待ください。
● 主な上演作品
愚直な善意だけを信じた中学教師の挫折を見つめる「私もカメラ〜黒髪先生事件報告〜」
アングラ劇団での殺人事件を軸に、推理仕立てで演劇論を展開する「ファンレター〜大根役者殺人事件〜」
(大石との共作、ペンネーム、秋本一平)
漠然とした幸福願望にあやつられて転職を重ねる女の青春を綴った「転職日記」
自己改革への切なる願いを大金に託し、自己開発セミナーに踊らされる人々を描いた「空の耳〜Big meを探せ〜」
50年後の世界からバーチャルリアリティーで米の自由化騒動を再体験する「帰ってこない」
「早替わりの二人芝居」という人気シリーズもあります。
これは老若男女のあらゆる登場人物を二人の女優が扮装の早替わりで演じ分けるもので・・・・・・
一人の青年の出現によってあっけなく崩壊してゆく二つの家庭を描いた「カズオ」
ある老人の柿の木にまつわる思い出から日本の近代史を照射する「ヒロスケ〜哀しみの柿の木〜」
愛することの本質を体験的な言葉で定義づけようとやっきになる女たちのディスカッションドラマ「あなたと別れたい」
ワンルームマンションの建設反対運動が、潜在していたお互いへの憎しみをよびさまし、ついには決闘してしまう主婦たちの話「許せない女」
1994年から1996年にかけては、時代と個人の関わりにより意識的に取り組み、転換期の人々を生活の場から描いた戦後生活史劇三部作を発表、高い評価を得ました。これらの作品は二兎社の新たな方向性を示す作品となりました。

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